2001年4月30日

久々の。

またまた寒くなってきた一日。もう余り驚かない。4月もあっという間に終わる。今日は月曜日という事で、例によって余り意欲が沸かなかったのだが、友達と共にモーツァルトのバスーンとチェロのデュエットをやってみる。よくよく考えてみると物凄く久しぶりの調性音楽(註:と書いているがよく考えるとヴォーン =ウィリアムズ練習してますね。いい加減だ。)で、こういったスタンダードなものからひどく遠ざかるのもなんだなぁ、と感じてしまった。来月はリラックスも兼ねて、昔練習した曲も少し取り上げてみるつもり。

まとめ

 なんだか寒い寒いを連発しているだけの1ヶ月だったような…。試行錯誤ばっかりしていますが、ともあれこういった練習を続ける事が習慣化したのは喜ばしい、というか…なんだか「ひとりでできるもん」みたいですが。
 しかしながら我慢がないせいで色々練習を付け足しては止める、といった傾向は少し反省すべき点。惰性で練習、というのも大問題だが、「今自分がどういった練習を、どの目標でやるべきなのか」といった客観的視点に加えて長期的展望もはっきりさせる、という姿勢は常に保つべきだろう。
 その長期的展望だが、これで2ヶ月、効果はそれなりに実践で上がってきているのだが、後2ヶ月で一通り終える、という目標からすると、今までの方向性でより客観的に、自己批判的にならねばならない。最後であまり駆け足にならないように。

2001年4月27日

久々のレッスン

夕方久々にレッスンを受ける。今練習している「voix captives」。作曲者=演奏者=先生、というのはどうも不思議な感じだ。「こんなの出来るのかよ?」というパッセージ満載なのだが、本人がそれを次々と実証してしまう為、なんとも言い様が無い(笑)。色々と記譜ミス(これだけは幾ら本人が一人何役していてもどうしようもないらしい)を発見。作曲した本人も演奏できるようになるまで6ヶ月かかったそうで、譜読みが終わるまで何ヶ月かかる事やら。少し気が遠くなる。今週は結構バタバタしたので残り2日はゆっくり休養。

2001年4月26日

昨日の逆で

なんだか色んなことが上手くいかなかった日。ま、それなりにバランスがとれているという事か。午前中はステュディオも混んでいた為、テューバのみを練習。晩にセルパンの仕事が入っていたので、午後は休む。この所またまたメトロノームが行方不明。あっちこっちの楽器で使いまわしているので、どこかにまぎれているらしい。購入を検討。今週はアーバンをメトロノームなしでやっているので、いまいち正確さに欠ける。仕事を終えて帰ってきたら夜中の3時を越えていた。疲労。

2001年4月25日

仕事仕事

今日は晩にオペラを観に行く予定だったのでコントラバストロンボーン→テューバの順で学校で練習。かえってセルパンを少し。午後にたっぷり休憩を取らなかったので流石にちょっときつい。まあある程度がんばればその日に仕事が入ってもなんとかなることはわかった。仕事と言えば、電話がよく鳴った日。嬉しい事だ。一件目はレンヌのオケからだったが、スケジュールが合わず泣く泣く断る。1ヶ月近くの長期の仕事だったんだけど。それで少し気落ちをしているところにラジオ・フランスからの電話。シェルシの作品でテューバが4本(!)いるとの事。こちらは受ける。まあ、世の中上手く行く事もあります。その後の電話は明日の録音の件。午後10時スタート。次の日が朝からレッスンなので、少し堪えそう。

2001年4月24日

挫折?

昨日と同じく、コントラバストロンボーン→セルパン→テューバの順で練習。これはこれで充実はしているんだけど、いつもいつもこういう量をこなす時間があるかどうか。飯の準備まで周到に行なわないと行けないので(-_-;)(註:終止手際の悪い人生を送っている)、余裕のあるときしか難しいかもしれない。木曜日に急に仕事(映画音楽だって。)が入ったので、少し頭にいれて練習すること。昼に空いている時間をテューバに割り当てる事になるだろう。早くも計画挫折の予感が。(笑)

2001年4月23日

心機一転

先週末は家の修理やらなんやらで結局練習できなかったので、ヴァカンス空けということにあやかって(謎)、心機一転。今週は午前中学校でコントラバストロンボーン、午後自宅でセルパン、夜再び学校でテューバ、というメニュー。少しハードだけれど、それぞれのメニューを軽くして、持続させる。コントラバストロンボーンは引き続きポジションの確認と発音、発声。テューバは基本メニューと譜読み2曲。コントラバストロンボーンは重いこともあって30分以上持続できない。当面はスタミナ作り。テューバの時よりも苦手な音域のあらがはっきり出るので、ある意味とても練習し甲斐がある。セルパンに比べてシステムはテューバに近いので、ポジションは早く身につきそう。問題はやはり「音質、音色」か。テューバは譜読みと基本メニューをきちんと両立させる事。

2001年4月20日

ネタなし(裏誕生日)

書類整理、雑用の為(この理由多いなぁ)、練習時間が2時間しか取れず。メニューのみこなす。以前より色々ごたごたしていたカールスルーエの音楽大学への入学関係がひとまず落ちつきそう。来年は現代物のソロの勉強と発表の機会が少し増えるかもしれない。それよりドイツ語やんなきゃなぁ。なんか最近何語も満足に話せないような…。楽器と余り関係ない一日。今日は勝手に決めた裏誕生日。もう誕生日から半年経ってしまった。やれやれ。

2001年4月19日

重い

昼寝坊(謎)をしてしまい、昨日決めたメニューのみこなす。譜読み、フィンガリングの練習はパス。約2時間。決めたメニューは目標通り、客観的に判断しながら集中してやったので、それなりの成果。明日はちゃんと時間を取って譜読みまで持っていく事。午前中1時間ほどコントラバストロンボーンの練習をする。ポジションの確認。楽器が重くて長時間姿勢を保持できず。スライドの問題もさることながら、発音、発声の違いはまだ上手く掴めない。楽器は取り敢えず今週末までしか借りていないので、日曜まで集中的に練習する必要あり。

2001年4月18日

遠い道のり

昨日に引き続き練習内容の再構成。音階各種はかなり減らしてみたが、これでも40分くらい。これは最低限レヴェルなので、これ以上は減らせない。この他フィンガリング、インターヴァルの練習を組み入れるとやはり2時間弱は必要な感じ。後は休息の取り方などで少し短縮できるかも。様子見。
 アーバン以外の練習として、四分音の練習と、凄く久しぶりになるのだが、ヴォーン=ウィリアムズを少しみてみる事にする。四分音の練習はまずは指を覚える事からはじめるので、上のEフラットから短3度下まで。文章で書くと説明が難しい。トータルで3時間。voix captivesのテンポが判明。四分音符=90。現在はじめの2ページが辛うじて四分音符=30。…遠い道のり。

2001年4月17日

惰性

2日続けてダラダラしてしまったので、今日から練習。先週は主に譜読みを優先して練習したので、今日はアーバンをしっかりとやってみる…しかし、4時間はどう考えても時間の食いすぎ。反省して改善策を練る。どうも移り気なのが災いして色々メニューを増やしてしまったのが原因。それを惰性でやってしまっているため、時間がかかる→集中力が落ちる→間違ってばっか→メニューを目先で変える→惰性になる、と悪循環している。もう一度元から確認。
今シーズン(7月末)までの目標は「アーバンに記載されているテクニックを一通り、ある程度のテンポで、確実にこなす(身につける)」という事。条件として「セルパンなど他の楽器の練習も同時期に行なう為、効率の良い(無駄の無い)練習を継続的に行なう」ということ。今のところどっちも出来ていないので(- _-;)、まず基本的なメニューを1時間半に収める。その後1時間程度の譜読み。今日の練習でアルペジオ、タンギングはそれぞれ30分以内で行なえる内容に変更してみた。後は音階をどうにか30分以内にまとめる事。一回(一日)の練習の負担を軽くした分、練習を怠るとまとまった成果が出ない。怠けない事。それから、一日の練習が必ず何らかの成果が見られるよう、客観的に観察する事。これを見て、なんだよ、始めに決めた事ばっかじゃねぇか、と少し凹む。

2001年4月14日

八方美人

3時間に3つの楽器の練習を詰め込んだので、ややまとまりの無かった一日。セルパン、テューバ、コントラバストロンボーン。テューバはコンパクト版のメニューをこなす。音階、アルペジオを2オクターヴで、正味30分。その後Voix Captivesの譜読み。今週は結局4段をこなすので精一杯だった。焦って消化不良で進んでもしょうがないので、明日もとりあえずこの譜読みだけはやる予定。F1の結果による(-_-;)。コントラバストロンボーンは前殆どやっつけで仕事をしてしまったので、今回は入念に。といってもどう練習して良いのやら、とりあえず簡単な音階を使って練習。しかし5番ポジションで既に手が届かない、ってのは凄いよなぁ。

2001年4月13日

血の金曜日

なんて大げさな題名をつけてみたが、13日の金曜日、と言っても別に普段と変わり無し(当たり前だ)。午前中余りに寒くて挫けてしまい、昼ごろになって学校へ。1時間ほど譜読みをした後セルパンの合わせに出て、帰ってきて30分ほど譜読み。少ない時間だけれど、一回諦めるとそのまま挫けそうなので頑張る。たかだかこれくらいの時間だと、特に現代曲の場合は進み具合が遅いけれども、でもやらないよりは全然良いだろう。テンポが四分音符=17から30まで上がる…(-_-;)。道のりは遠い。明日は時間が取れるのでメニューをしっかりこなす事。

2001年4月12日

意地

今日はセルパンの方の仕事の関係で殆ど練習できず。というか、(本当は)わざわざ学校に戻ってくる気は無かったんだけど、今週はじめた譜読みの流れを遮りたくないのと、この日記に「練習しなかった」と書くのがイヤだったので(なんかスゲェ理由だ)、がんばって45分ほど練習。今回の譜読みは先日も書いたけれど、一日一段を目標にしているので、ちょっと気を抜くとたちどころに忘れてしまいそうなので、暫くはちょっと無理をしてでもこの練習を続ける。ということで、普通の練習メニューはこなせなかった。ダメですね。明日も同じ練習があるので、午前中早起きしてテューバを練習するつもり。
 付記。ヴァカンスの間コントラバス・トロンボーンを借りた。6月が本番だけれども時間の取れるうちに感触を戻しておくつもり。

2001年4月11日

そっくりさん

今日は昨日てこずったタンギングの練習を徹底的にやってやろう、と勇んで学校に行ったのだが、アーバンだと思って携えてきた楽譜が実は違う楽譜であった事が判明。のっけからスケジュールが崩れる。間違えて持っていった楽譜はPaul Bernardのメトード。表紙、大きさは確かに似ている。この際なので音階などを2オクターブですませ、この中のアルペジオなどを少しやってみる。アーバンをやっている効果があるせいか、前にチラッと見たときよりもスムーズに出来る。ただアーバンに載っている一定の音域を越えると途端にできなくなるパターンもある。オクターヴ上げ、下げての練習などの事も少し考えた方が良いかもしれない。でもこれ以上メニュー増やすのは自殺行為だよなぁ。

2001年4月10日

正攻法

昨日に引き続きメニューを一通りこなしてみる。しかしそれだけで3時間くらい取られてしまうので、これはヴァカンスが終わった後は少し軽めに調整したほうが良いかもしれない。今週からGerard BUQUETの"Voix captives"という曲を譜読みし始めた。今までやった曲の中で一番ややこしいかもしれない。今のところ、一日一段、四分音符=20から40まで上げるのが精一杯。2ヶ月くらいかかるかも。でも結局の所こういう正攻法しかないのは確か。

2001年4月 9日

復活祭

のヴァカンスに因んでと言うわけではないれけど、ちゃんとした練習メニューを復活(-_-;)。今日は学校のステュディオがこれでもかというくらい使えたので5時間ほどテューバの練習に費やす。アーバンの練習を引き続き行なう。今まで適当にピックアップして自分でどのページだったか探す羽目になっていたりするので、今日は詳しく記す。★印は必修。

ARBAN/Clelebre Methode Complete de trompette(Editions Leduc)
全三巻の中の第二巻。
Du mecanisme★
フィンガリング。全6ページ中一日に1ページ。
Gammes diatoniques-3me serie
No.1-3。転調も含む。p30のenchainementsも。★
Dammes defective
5音音階2、6音音階2、全音音階3/日★
Le Chtomatisme
半音階3/日★。p65 triolets chromatiques 3/日。p69,No 18。
Sauts d'intervalles
1-3,4-5からそれぞれ一つずつ★。オクターヴ、10度の跳躍は8,9,11。
Triolets
2/日。
Accord parfait majeur et mineur
それぞれから一つずつ★。
Accord de septieme de dominante
Accord de septieme diminuee
ディミニッシュは1と2-7の中から一つ。★
Le coup de langue
ダブル・トリプルともに10個ずつ。★
この他に和声、旋律的短音階2オクターヴ全調★
4度和声のアルペジオ。

なんだか凄い量になってしまっているが、★だけであれば1時間強。
先月やっていたモードは長短調がもう少しスムーズになってから。
特殊奏法として、今練習している曲に合わせて四分音の音階練習。少しずつフィンガリングを慣らしていく事。いつものパターンだと月曜日張り切っていると後でだれるので、このペースを保つ事。

2001年4月 7日

コンパクト化

今日は午前中に昨日のプログラムの抜粋で子供の為のコンサート。カットの都合で大変な部分は少なかった。昨日の反省も含めて、集中力と、逆に冷静に譜面を読んでアンサンブルすることを心掛ける。
 ウォームアップは先月から問題になっていたノルマのコンパクト化をやってみる。音階、アルペジオ、両方とも2オクターヴ、下のFから半音階でペダルのFまで降りていく形。本当に必要最低限のプログラムは40分くらいで出来るようだ。午後からはゆっくり休む。

2001年4月 6日

再確認

今日は午前中セルパンの練習をして、午後から久しぶりにテューバのクラスに顔を出す。基礎練習だけ皆と一緒にやったのだが、色々言われていた姿勢やらなんやらの大切な事を再確認できて良かった。後練習室で演奏会の譜読み。こういう時に一番大切なのは時間が無くてもメトロノームで少しずつテンポを上げていくということ。なんとか間に合う。本番はまあまあ上手くいったほう。狙ってやった練習がところどころ成果が上がらなかったような気もするが。集中力との兼ね合いも大事。

2001年4月 5日

dash!!

昨日が急遽の代役だったので、今日の演奏会がどうなるかは連絡待ち。色々と雑事も溜まっているだが、手につかない。しょうがないのでダラダラと連絡を待つ。夕方になっても連絡が無いので、これは今日はいいんだろう、と思っていたら演奏会開始10分前に電話。どうやら携帯にメッセージを入れてくれていたらしいのだが、どう言うわけか、届いていなかった。速攻ダッシュ。てんやわんやして10分でかけつけて即本番。昨日にも増してハードだった。しかしながら極度に集中していたせいか、十分に準備している仕事よりも上手くいっている部分もあった。不思議。明日はちゃんと準備。

2001年4月 4日

青天の霹靂

と言うほどではないけれども、午後突然の電話。パリ管から。至急エキストラを頼みたいとのこと。願っても無い事なので、快諾。「それで、練習はいつですか?」「今晩」「曲は、ストラビンスキーの詩篇交響曲と新作の初演です。」…至急にしてはハードなプログラム。急いで出かけて学校でスコア、録音とにらめっこ。その後ウォームアップして、練習会場へ。新作の楽譜がとても複雑。しかも公開ジェネラル(註:ゲネプロの事です)で、一発勝負。どソロあり。この何ヶ月の中でも稀に見る集中力だったと思う。疲れた。

2001年4月 3日

ネタ無し

普通に練習。ノルマを終わった後で久しぶりに街に出てみる。相変らず変な天気。こんな季節にあられなんか降るなよなぁ。

2001年4月 2日

ムジコラ

 「アーバンのテクニックの再習得」を目的に先月から始めた練習日記。飽き性の私にしては、1ヶ月と言うのは中々なものなんですが、まぁだからどうした、って程度のことですね、冷静に考えると。そして突入した2ヶ月目。いきなりは乱含みの幕開けで、後が思いやられます。さて、どうなる事やら。

カタカナで書くとなんの事やら判らないけど、毎年学校の隣でやっている博覧会salon de la musiqueの事。今日は最終日。アンサンブル・アンテルコンタンポランのトロンボーン奏者 Benny Sluchinによるトロンボーンの歴史のレクチャーがあったので聴きに行く。サックバットのバロック期~古典期の変遷は凄く興味深かった。夕方練習。長音階は手についているので、アーバンのバリエーションを使用してみる。アーティキュレーションが変わるだけで音のクオリティが下がるので、暫く続ける事に。日が落ちてきたので電気をつけようとしたら、故障。しょうがないので終わる。