2001年9月30日

ばたばた

昨日に引き続きばたばたの一日。午後からピアノ合わせがあるのでそれまでにマドセンの大まかな形を作る。この曲は大好きな曲で結構やっているんだけど、それでもそのたび新しい発見がある。こういう曲を練習するのは試験前とはいえ楽しいですね。今回は一楽章でシャコンヌの形を徹底的にやってみよう、と狙いを持ってフレージング、ブレスの位置を変更。こういったオリジナルの曲がもっとあるといいんだけど。合わせの後学校でやっていたちょっとコンサートを聴いて、残りの曲を練習。基礎練習を怠っているのがちょっと気がかり。

まとめ

新学期、ということも手伝って本当に慌しい一ヶ月。試験はこの後十月前半で完結しますが、こういったどたばたの状況下できちんと自分の演奏能力を維持し、さらに高めていく、そういったペースを作り出す必要性を非常に痛感した月。特に後半なりふりかまわず基礎練習をほっぽり出して曲の練習をしなければならなかったのでは、何のために日記をつけて計画的にやろうとしてるんだか。来月は十分な時間があるはずなので油断しないでペースを作ってしまうこと。

2001年9月29日

修羅場

なんだか6月あたりにもこんな言葉をいっていたような気がするが、またまた修羅場に。今度は4日の準備期間の上に、来週はオケの仕事も入ってくるので、先週言っていたことを何の躊躇もなく翻し(ほんといけませんね)、基礎練習は大幅カット。とにかく曲を仕上げることに。今度の曲はマドセン(ピアノ伴奏)、ジャレル(ビオラとのデュオ)、バルテレミー(一人でバスドラムも叩く)の3曲。合わせのセッティングも含めて事務的な調整が多い。幸いどの曲も一回以上やった曲なので、先週と同じく、セクションごとの通しから少しずつ通す量を増やして本番に近づけていく方法をとることにする。

2001年9月28日

ご利用は

一次試験。指定された曲はヒンデミットでなくペンデレツキ。プロッグも3楽章で止められる。一番苦労して準備した部分が指定されないのはホッとしたと言うか、残念というか、変な気分。あんなに練習したのに(そして、伴奏していただいたピアニストにも非常に申し訳ない)。一次は無事通過して来週の二次に。どうせリストから何曲か選択されるんだろうと思ったら、全部吹かされることに。というわけで夕方から大慌てで練習開始。いや、本当に、夏休みの宿題を夏休みが終わってからやってた性格は本当にそのままのような。ご利用は計画的に。

2001年9月27日

ボロクソ

明日が試験。というこの日にたまたまアシスタントの所にヒンデミットを持っていったのだが、何もそこまでいわんでも、というくらいボロクソに言われる。「お前のやってることは楽譜に書いてあることとまるで反対のことだ。」今回は楽譜に忠実に、というのを一つの目標にしていたのでちょっと動揺。しかし試験の前日に言われてもなぁ。まあ動揺していても仕方がないのである程度納得できてすぐ直せる所は修正。そうでないところは今までどおりにやることに。しかし変な話だがボロクソにいわれたことで逆にすごく気が楽になった。へんなの。

2001年9月26日

煮るなり

試験まであと2日。ここまできたら後は反復練習のみ。昨日書いた指の練習ではそれに加えて頭でちゃんと音が鳴っているかどうか、細かくチェック。一連のパッセージの中のどこが半音でどこが全音か、そういったことは意外と頭に入っていない。個人的にはちょうどこのあたり、つまり2,3日前というのが一番嫌で、「もう煮るなり焼くなりなんでもせえよ」とちょっと投げやりになることが多いので、その辺の自分を上手くなだめて繰り返し練習。基礎練習は怠らないこと。

2001年9月25日

指の練習

先日と同じく通しを基本として練習。当日は課題曲2曲のうち一曲が当日指定、こちらの選択曲と合わせて2曲を演奏、ということなので2つの組み合わせで通してみる。先日書いた指の練習を引き続き重点的に。金管楽器のフィンガリングで少しややこしいのは一つの指使いで複数の音が出ることから、場合によって隣接する二つの音で指使いが変わらない点と、開放、つまり何も押さない指使いがある点。この2点は普通に吹いている分には何の問題もないんだけれど、早いパッセージを吹くときには一定のテンポの指の動きを早めたり遅くしたりしてしまう。ゆっくりのテンポで吹けないパッセージの指の動き、というか流れ、一連の形を覚えこませること。

2001年9月24日

通し練習

今日はプロフが学校に来ていると聞いたので出かけていって30分ほどチェックしてもらう。全体的に楽譜に忠実にやろうとしすぎているのか、少しメリハリにかけることを指摘される。やっぱそうか。昨日に引き続き通し練習を増やしていく。今日は楽章ごとでなく曲ごとに。全体の流れとスタミナを上手く配分していくこと。プロッグに関してはどうしてもフィンガリングで転ぶところを指だけでかなり時間をかけて練習。頭と唇と指が完全にシンクロナイズするまで丁寧にやっていく。最近は学校が混んでいて一時間半の練習時間を確保するのに一時間を要する。待ち時間を有効に活用すること。

2001年9月23日

ラストスパート

「自己強化練習」2週目。あせりまくってがむしゃらに練習している2週間目、と言ったほうがより正確なんだが。試験まであと5日なので、楽章ごとに通してそれを細かくチェックする、というプロセスを1ターンとして、こまごまと休憩を取りながら繰り返す。昨日から再び重点を置いた基礎練習はすぐに効果が出るわけではないんだけど、メンタル的にすごく落ち着く。試験の残りの課題曲はペンデレツキなんだけど、これはリサイタルでもやっているので細かいところを少し練習して残りの2曲に集中することに。今週はラストスパート。

2001年9月22日

基礎練習再注目

ここまでで振り返ってみると基礎練習に当てている時間がとても少ないので、試験前で非常にあせっているとはいえ、ある程度の時間を確保することに。いつもやっている長音階、短音階2種、全音音階、半音階。それに付け加えてロジャー・ボボの教本から少し持ってくることに。最近久しぶりに開いて、その序文の非常にクリアーな考え方に改めて感心する。この中から呼吸の練習とマウスピースの練習、スラーの練習をピックアップ。これで大体30分から40分というところか。プロッグはテクニカル的な部分が多いんだけど、ともすると非常に早くなってしまうのでわりと落ち着いたテンポを目標として練習。

2001年9月21日

年末進行

C管で練習していたヒンデミットだが、試験では実はF管で吹いてもよいことが判明。それならそうと書いてくれよなぁ。会場の大きさと、ほかの曲の練習時間の配分から考えて今回はF管で吹くことに変更。ちょっと不本意だかしょうがない。F管で吹くと特に3楽章はすごくやりやすくなるのでとりあえずこの曲はひと段落。ということで今度はプロッグの「3つの小品」に取り掛かることにする。試験まで後一週間だけど、もう一回落ち着いて半分以下のテンポから練習を開始する。しかし、学期明けからなんだか年末進行的。

2001年9月20日

陥る

練習3日目。考えてみると一週間何もなくて集中して練習できるのは久しぶりなので結構貴重。ヒンデミットは大体一日で一楽章を重点的に突っつくことに。クオリティの面で大まかな形が整ったらしっかりとテンポを上げてゆく。しかしこの2,3日そういった面だけをクローズアップして、結局どういう音楽を作りたいのか、といったことに頭がいっていなかった気がするので、もう一回楽譜を見ながら楽器を吹かずに考えてみることに。なんか陥ってる感じですね。

2001年9月19日

強化練習

昨日に引き続き一人強化練習。昨日もそうだったんだけど大体朝の9時から始めて昼食を挟んで夕方6時くらいまで。ほんとはもう少しやれるはずなんだけど、疲れ切って継続しないのも問題なので早めに切り上げて休息することに。練習部屋待ちの時間も合わせるとそれなりに吹いていない時間はあるんだけど、夕方に近づくと集中力はどうしても切れてくる。ということで午後からは主に反復練習に当てる。「今日はここが出来るようになった。」という結果がきちんと残るように練習すること。

2001年9月18日

……。

またまた半月遅れの日記になってしまいました。言い訳をしているうちにも内容を忘れそうなのでいきなり本題。先日からはじめたC管はやはりブランクがあるせいか思うようになってくれないので、今日から一人強化練習を決行。とにかく慣れることが大切なので午前中から一次で吹く曲に重点を置いて(特にヒンデミット)ゆっくり、繰り返して練習。音程の定まらないところはピアノ、歌、マウスピースのみの練習をしてきちんと把握。「ゆっくり」練習するときはいつもそうなんだけど、大体4分の1くらいのテンポからメトロノームで上げていく。まずこの何日間かは息を使ってしっかり鳴らすことに集中。

2001年9月17日

あっちが立てば

ここフランスでは滞在許可証を更新するのが結構厄介で(まあどこの国でも厄介だとは思うんだけど)、特に僕のように結構年がいっているとなかなか選択肢が少なくなってくる。学生の身分を取得するのがとどのつまり手っ取り早いんだけど、通っているパリ国立高等音楽院でももうそろそろ残る手段が限られてくる。というわけでまたまた入試。もうなんなんだか、ですね。今回吹くのは割りと普通のプログラムでトータル6曲を準備。ここまで本気で何にもしていなかったのでこれからの10日はかなり修羅場。なのにも関わらず家に楽譜を全部忘れてとっかかりから出遅れる。ヒンデミットなんかはかなりやっているので暗譜できているだろうと思っていたのだが、細かい半音の違いなどほとんど覚えていなかったので猛反省。こういった点が結局音の不正確さに繋がっていると思う。残りの曲は何とか覚えていたんだけれど、どういうわけか高音域でのスタミナが異常に減っている。低音域がだいぶ楽になったと思ったら、あっちが立てばこっちが立たず。低音域との絡みで高音域へのアプローチが変わっているせいか、体に余計な緊張があるのか、はたまた「年」なのか。原因はわからないけど、練習していくしかないですね。

2001年9月16日

最終日

「Girando la giraffa」3日目。最終日。日曜日ということもあって結構人が集まる。当然リアクションも大きくなるのでやりやすかった。ただ昨日あれだけ注意していたのにちょっとした瞬間に気が緩んで台詞が詰まる。そういったときにもっとアドリブがきれいに決まればいいんだけど。すべて合わせて一週間、といった点ではまあよく出来上がったと思うが、演技、演奏をふくめ色々考えされられる課題が残った演奏会。明日からは楽器をちゃんと練習できる。

2001年9月15日

2日目

「Girando la giraffa」2日目。月曜日の練習から数えると6日目となる。そろそろちょっと慣れてきて逆に油断してオオポカをやったりする可能性があるので、しっかり気を引き締めてかかる。まだ自分のやっていることにちゃんとした自信や根拠があって演技しているわけじゃないけど(これは今回だけじゃなくてもっと長期的な課題になるだろう)、流れ自体はある程度掴めてその中でどう動くか、少しわかってきた感じ。しかし全然関係ないんだけどまだ9月なのに季節感としては完全に冬。4月くらいの日記でも散々ぼやいていたけれど、今年はずうっと厚着してる感じ。これからどんどん寒く、暗くなってくるんだよなぁと考えるとちょっと憂鬱。

2001年9月14日

「???」

初日。人が入るとやはり全然違う。観客が「???」となっているときに「!!!」と答えていけばよい方向に演奏、演技が向かっていくけど、「???」に対して同様に不安になって「???」となってしまうと、「????」「・・・・」と物凄く悪循環になってしまう。もっと自信を持って「!!!」と答えられればいいんだけど。仕事以外でなかなか練習時間が取れなかったので、晩にちょっとだけ練習。いきなりマウスピースを家に忘れてたので取りに帰ったのだが、学校に戻ってみると借りているC管のロータリーが動かない。もうやけくそで練習。なにやってんだか。今週末も学校が閉まるのでまた練習が出来ない。ストレスがたまる。

2001年9月13日

コンビネーション

今日は通し練習を含めて午後2時から9時まで。流れは大体掴めたので今度は自分の演奏の精度と、ほかの人との絡みをうまくやることに専念。呼吸一つの間の違いでだれたりしまったりするのでなかなか難しい。また共演者がいると自分が予想していたのと全然違う方向へ動作が起こったりして、そういったところはスリリングで面白いんだけど、客観的にみてそこに面白さが加わるために自分がどうすればよいのか(そういうことはインプロビゼーションや普通の演奏でも日常的にある)、その辺がなかなかすぐには捕らえにくい。途中で学校からコントラバストロンボーンが必要なので帰せとの電話。しょうがないのでもう一つの古い楽器と取り替えることに。ヴァルヴが全然逆の配置なのでまた練習しなおし。今日はフィジカルにもメンタルにも疲れまくったのでゆっくり休む。

2001年9月12日

バタバタ

こちらでは9月が新学期なので、この季節は学生証の申請やら保険の申請やら滞在許可証の更新やらが絡み合って、「卵が先か鶏が先か」状態。もう、何から取り掛かればいいんだか。仕事以外の時間はなるべく自分の練習に使いたいのだがなかなかそうも行かない。仕事のほうはそれぞれの曲をスペクタクルの流れの中にはめ込んでいく作業が始まる。全体で60の行程に分かれていて、それを覚えるのが結構難儀。前の人が終わってすぐに始まる場合、その人のテキストも覚えなきゃならないので今のところややパンク状態。もう覚えられへんちゅうねん。しかし今週は全然練習日記になってないですね。

2001年9月11日

古語

引き続きスペクタクルの練習。この類の仕事は照明やら何やらも絡んでくるので、結構待ち時間が多い。しかも急にスタートしたりするので、普通のコンサートと同じようなテンションの保ち方をしていると結構疲れる。もう一点、曲は必ずテキストと絡んでいるので、発音について結構シビアに言われる。しかし古語とはかやっぱきついよなぁ、正直。もともとあまり喋れない方なので結構凹む。先日書いた「演奏者」としての演技は、ほかの人が演奏、演技している最中も継続しているので、「それを邪魔しないように、でも普通の観客とは明らかに違うように」とのことなのだが、色々試しているとだんだん自分が何をやっているのかわからなくなってくる。練習はあと2日。何とかなるといいんだけど。

2001年9月10日

「演奏者」の演技

今日から週末までルボチエの「Girando la giraffa」。今日は初練習。使用楽器はテューバ(スーザフォン)、ユーフォニアム、コントラバストロンボーン、セルパン。テューバ奏者3人と役者一人によるスペクタクル。この中で吹く曲は5曲くらいなんだけど、トータル50分くらいの間「演奏者」を演じていなければならない。もともとこういうのは大好きなので苦にはならないんだけど、楽器をころころ変えるのはなかなか難しい。今日は初日ということもあって午後2時から9時くらいまでの練習。疲れた。

2001年9月 7日

お休み

学期はじめということもあり、手続き関係でバタバタする。昨日と同じく音階。加えて月末にある学校の他のコースの入学試験で吹く曲の練習を開始。プロッグ、ペンデレツキ、マドセン、ジャレル。あまり練習する時間が取れないので、何時もと同じく、問題点をはっきりさせること。途中一時間ほど学校の友達と一緒に練習する。彼はとても美しい音を出すので、近くで自分の音と比較してどういう違いがあるのか観察できてなかなか面白かった。明日、明後日は学校が閉まってしまうのでお休み。なんか始終お休みしてる気がするが。来週からはまたバタバタしそう。

2001年9月 6日

パリ着

午後4時半パリ着。そのまま学校へ。手続き(なんかこればっかやってるなぁ)の合間に練習。来週からジャック・ルボティエの練習が始まる。今回はテューバ、ユーフォニアム、セルパン、コントラバストロンボーンの4つを使う。その曲の譜読みと、ここのところ習慣にしようとしている音階練習。音階はこの半年しつこいくらい音階音階と書いてるだけあって、こなすのに必要とする時間はかなり少なくなってきている。毎日やるパターンと、アーバンからピックアップしたヴァリエーション的なものを組み合わせていく予定。

2001年9月 5日

そして

というか、やっと本番。長かった。パート譜の難しい部分はどちらかといえばメンタル的な問題を含んでいる(つまり、普通の状態だと何の問題もないんだけど、ピアノでほとんど音がなっていない状態だととたんに吹きづらくなるということ)。ジェネラルではやはり後ろのアンサンブルがソロにかなり勝ってしまっているので、よりピアノを要求される。本番はリハーサルに比べかなりテンポがゆれる。まぁ、それでもちゃんとつけなきゃいけないんだけど、動揺してクオリティが下がったところや、一度も問題のなかった部分でミスがあったりして、反省。狙ってちゃんと上手くいったところもあったので、個人的な出来は70点というところ。全体の演奏は、聴衆の受けもすごく良かった。同じ演奏会のプログラムでベリオのフォーク・ソングを歌ったルイザ・カステラーニが非常に印象に残る名演。明日はパリに戻る。

2001年9月 4日

ちょっとしたテクニック

練習4日目。今回の曲はマルコ・ストロッパのトロンボーンソロと2つの五重奏、パーカッションのための曲。計12人という小さい編成のためテューバのバランスが常に気になる。特に現代音楽の分野では高音、低音でのピアノでののばし、ということが多々あるのだが、今回もそういった難しさが多々ある。今回ちょっと使ってみたテクニックは、低音域(下線2本のC以下)で極端なピアノを演奏するときに、半音下の指使いを使うこと。音程が上ずるという心配がない、というより上げながら吹けるので、かなり音量を絞り込むことができる。ただし音程感をかなりはっきり持っていなければならないので、緊張する点では同じなんだけど。午前中合わせだったので午後に譜読み。トロンボーンソロのマイク・スヴォボダはかなり難しいソロを難なく吹いている。尊敬。

2001年9月 3日

譜読み

昨日と同じ日程。楽器を吹く時間以外を有効に使うということで、譜読みを1時間、きちんと時間を決めてやることに。野平一郎の「アラベスク V」。以前取り掛かろうとしてリズムと音程がちょっとややこしいということで中断していたもの。その日に読む段を決めて、リズムと音名をはっきりと読んでいく。このように時間を決めてちょっとの間でも楽器を使わずに楽譜を眺めることは結果的に楽器での練習時間をより楽器のことに使うことができるのでとても有効。特に今まではソルミゼーションをあまり意識していなかったのだが、音名をちゃんと読むことはかなり重要だということにいまさら気付く。その後街をぶらぶら散策していたのだが、5連符と6連符を交互にやるリズム練習を頭の中でやっていたらおもっくそ迷子に。知らない街でリズム練習はしないこと。

2001年9月 2日

焼きなまし

シュトゥットガルト2日目。練習は一日3時間くらいが取られているのだが、それ以外の時間に楽器があまり吹けない。とりあえず時間と場所を見つけて長音階、短音階、全音階、長2度の上行形、下降系をやってみる。それ以上時間が見つかったらリップスラーを。昨日ちょこっと書いた焼きなましは、このサイトからもリンクさせてもらっている広島の管楽器工房「de管匠」でやってもらったもので、管の金属的なひずみを取るもの。実際に出ている音がどう違うのか、その判断は自分でははっきりわからないけれども、吹奏感に関しては各管のバラつきがなくなってすごく快適。お勧めです。明日以降も同じような日程が続くので、空き時間を有効に使うこと。

2001年9月 1日

再開

気分一新、シーズン開始。今月はなかなか密度の濃い一ヶ月になりそうですが、果たして「練習」の「日記」足りうるのか?

8月分は本当にダラダラしてたのでダイジェスト版としてそのうちアップするとして、今日から再開(とか言いながらまた書きだめしてますが)。
 今日からシュトゥットガルトでVARIANTIというアンサンブルのエキストラの仕事。朝電車に乗って夕方到着。晩から初合わせ。ドイツのアンサンブルなので当然ドイツ語で、電車の中で覚えて行ったのは数の数え方だけだったのでほとんど半泣き状態。練習自体はおおよそ上手くいく。日本にいたときに楽器の各管の焼きなましをやってから吹奏感がかなり快適。この仕事で必要だったミュートも学校から借りる時間がなかったのでやむなく購入したものだったがかなり良い感じ。今回の仕事は練習が4回あるので少し余裕がある。常に本番と同じテンションで臨む事。