2005年2月 7日

1月のまとめ。

先月考えていた練習メニューはほぼ予定通り。2月はリップスラーをより重点的に行う事。
フレーズの練習の仕方でとても興味深い方法を教えてもらったので試してみる。
1.時間は30分。
2.該当箇所の楽譜を表情記号、強弱記号もひっくるめて暗譜。
3.暗譜した楽譜の決まり事(強弱の場所、スラー等のアーティキュレーション)を逸脱しない範囲でフレージングのバリエーションを可能な限り考える。
4.部屋を暗くする。
5.イメージしたバリエーションを楽器で忠実に再現する。または再現するよう努力する。

フレーズは短くても構わない。寧ろ3~4音で構成される場合の方が覚え易いし、テクニカルな問題も生じにくい。
キモは部屋を暗くする部分。視界をシャットアウトして30分くらい試していると、普段自分が細かい部分をかなり雑に捉えていた事がよく判る。勿論元から出来ていない部分もあるわけだが、見逃している部分の多さに驚かされる。

フレーズ以前のテクニカルな問題の解決法として(今のところ)結構有効なのは、指だけの練習。金管楽器の指使いののシステムがピアノ等の鍵盤楽器と違う点は、(倍音列の関係から)所々に唇だけで音を変える部分があることにより、一連に楽譜上で音が動いていても指は動かない、つまり指の動きだけで見ると楽譜と違うリズムが現れる場合がある点、もう一つは音の変化に対して指を下げるだけでなく上げる運動も関わってくる点にあると思う。楽譜も覚えた、指も回る、音程も判っている、だけどしっくりこない、という場合にはこの辺りをつついてみると結構解決に繋がる感じ。