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12月のまとめ。

S.H.blog » テューバ奇天烈練習記 » 12月のまとめ。

比較的大きなイヴェントだったのは「Le bourdon en branle」の再演。今後に向けての課題。ライブエレクトロニクスを使用する曲の場合の多くは事前に綿密に分析する、合わせる事が出来ず、尚且つ当日の会場のコンディションによって出てくる音がまるきり違う。こういう不確定要素はある面から考えれば確かにスリリングで面白い結果を生む事も確かだが、不用意なアクシデントを招く点も確かにあり、今回は後者の問題が浮き彫りになった感。次回(があるならば、だが)は自分のパートをよりソリッドに仕上げていくか、何らかの形で所謂「合わせ」ができる環境を作る事を考慮したほうが良い。

F管に関しては練習の内容を大きく3つに分ける。「毎日必ずやる(べき)練習」「時間があるときにつつくエチュード」「曲」。「毎日必ずやる(べき)練習」はアルペジオ、リップスラー、特殊奏法がメインになっている。ウォームアップではなく、苦手分野の解決に近い。問題はあれもこれもスタートアップに積み込みすぎて起動がめちゃ遅いOSのようになっている点か。エチュードはヴィズッティの2巻とアーバンのタンギングを取り上げているが、それなりの効果があったように思う。これも同じく時間が肥大化しているので、ある程度のシェイプアップが必要。譜読みなど「曲」の練習が必要なときは前二者は豪快にすっ飛ばすこと(基礎練習という「手段」が「目的」化するのは避ける事)。

C管とセルパンの練習は表裏のようなところがあって、どちらかをやるとどちらかが疎かになる、という状態にある。どちらも練習場所、時間に制約があるのも挙げられるが、この2つを(時間割的に)横に並べて吹くとどうもどっちつかず的な状態に陥る。この辺りの配分は月によってよく考える。C管は主にエチュード、セルパンはオルティスのメトードを使用。

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