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C管練習内容の覚書。

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 ボボのマスタリング・テューバの各項を一つずつ。ボルドーニ、ブラゼヴィッチから2つ抜粋。アンブシュア・ビルダーから幾つかを抜粋。トーン・クオリティ、レガート、スラーに重点を置く事。ボルドーニ、ブラゼヴィッチのようなエテュードは此方に来てからというもの殆ど用いていなかったもの。これは CNSMのクラスに限定された現象なのか、それともフランス全般においてなのかは判らない。

最近はどうなのかあまり把握していないんだけれども、フランスではまずF管からはじめてその後でC管、Bb管を学ぶ、といった傾向がある。ちょうど日本と逆。そういった順番での長所、短所をまとめておこう(独断あり)。

長所。テューバ以前にサクソルン、ユーフォニアムから始める場合もあり、年少者の場合に体格によるハンディが軽減される。楽器の取り扱いやすさから音階、アルペジオなどの練習が取り入れ易く、音感、調性感といったものを身につけ易い。そういった観点から考えればバランスの取れた上達が比較的に望み易い。

短所。勢いテクニック重視といった傾向に陥り易い。また、大きい楽器へのコンバートはその逆よりも難しい。特にオーケストラなどで必要となってくる「サウンド」に関してのアプローチが中々難しいように見える。但し、サウンドに関してはもともとフレンチ・テューバなどを使っていた伝統からか、太く支える低音というよりむしろクリアーである事が好まれる場合も多い。卵が先か鶏が先かの様な話になってしまうが。なんだか纏まり無くなってきたのでこの辺で。

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