2003年7月24日

非効率に。

 随分間が開いてしまった。練習をしてたことはしてたんだけれど、引越しにまつわるあれやこれやで忙殺状態だったので、今回はもう出来れば引越しのことだけ書いておしまいにしてしまいたい、そんな感じすらあったんですが、やっぱりそれだと全然練習日記にはならないので(当たり前だ)、前回からの経過報告及び夏の間の練習の段取りをメモ。
 引越しに引っ張られていたことも大きいんだけれど、取り敢えず目の前に差し迫ったキビシイ本番がある訳でもなかったので、一日3時間をメドに(それ以上やってると永遠に引っ越せなくなってしまう)C管の基礎練習のみ。やったメニューは非常に単純で、前回から使用している「ロウ・トーン・エクササイズ」の指定部分、「アンブシュア・ビルダー」のはじめの3ページ、これらを2時間かけてやって、残った一時間あまりをオケスタに当てる、という内容。
 今やっていることは非常にシンプルかつ最も重要な練習。気をつけることはそれこそ中学生のころから言われ続け、気をつけていることなんだけれど、息、音色、音程。他の細かいことを言い出すときりがないが、これらを「ヨシ」と満足できるクオリティでクリアーすることは本当に難しい。
 この日記は今まで割りと「どのウィークポイントをどのように練習して効率的に上達するか」といった視点から書いていたんだけれど、この問題に当たってはあまり早急に突き詰めないで、どちらかというとポケーッと本当に気長にやっていくことに。もちろんヤバイ仕事だってあるので毎日 2時間取ることは不可能だけれど、逆に言うと2年くらいは飛び飛びででも続けていくこと。なんかいまさらこの年になってこんな練習やってて大丈夫かよ、という感じもしなくはないんだけれど、そこはあくまでも「ポケー」。いつもなら10回くらい同じエクササイズを繰り返して内容を吟味しもっと効率化しようとするんだけれど、そこはあくまでも「ポケー」。この手の練習はスケールやタンギングやフィンガリングなどを応用研究だとするとあくまでも基礎研究に当たる(はず)。というわけで、いい意味で本当に長いスパンで気楽に、というか本当に辛抱強くやっていくことに。
 C管はそんな感じでやっていくとして、F管のほうは8月から怒涛のスケジュールに入る。8月に2曲、9月は試験やらコンクールやらで10曲くらい、10月に新曲初演が控えている。なんかほんとに出来るのかどうか、書いてて心配になったけれど。実際に新しく譜読みをする曲は4曲程度なので、それらは今までどおりの手順で仕上げていくとして、残りの既に譜読みが完了して、本番もこなした曲達をどのようにレヴェルアップするかが課題。もう一点、F管での基礎練習をどの程度食い込ませていくか、この辺りのバランスを上手く取っていくこと。そしてこんなときになんなんだけれど、短期間でも一回楽器から離れて、もう一度距離をとって色々考えてみること。

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