2003年12月25日

2003年度上半期総括(4)ジャズ科

 前々回ちょっと書いたけれども、ジャズ科に入った。と言っても本当に初歩の初歩から始めるビギナー向けのクラス。ビッグバンドは何回かのって楽しかったんだけれど、ジャズのインプロヴィゼーションは全く未知の領域だった。今のところもう人に聞かせられないひどい即興だけれど、こちらで言われている練習の仕方というのがクラシックでも非常に重要な考えが多い。
1.「必ず」メトロノームを使う。
 メトロノームは裏拍で鳴らす。ジャズではリズムのキープは鉄則だけれど、同じ方法で今までのクラシックの曲を練習してみると今までのリズムの取り方の精度がかなり荒いことに気づかされる。
2.楽譜を追わない。覚える。
 これもちょっと考えたら当たり前(じゃなきゃアドリヴなんかできない)ですが、リズム、音価、音程、強度(f,p)、フレージング、色々な要素が一緒になって出てきて音楽になるはずなのに、楽譜を追ってると分断されていることが多い。
3.簡単な要素から少しずつ難しく。
 例えばアドリヴを学んでいく場合、曲のコード進行をアルペジオにするところから始めることが多いわけだけれど、まず、シンプルなものを「徹底的に」自分のものにすること。それを一段階ずつ複雑にしていく。今までの自分の練習の仕方だと、出来ないところを何回も繰り返すことも多々あった。
4.和声
 管楽器(若しくは単旋律楽器)の場合、どうしても自分のパートだけを追いがちで、結果的にそこは何の和音が鳴っていて次にどの和音に行くのかという事を把握していることがあまりない。ジャズでは必須のスキルだけれども、自分に照らし合わせると今まで結構手薄な領域。

 こういう風に列挙すると凄く単純なようだが、そのどれも自分がちゃんとやってきたか、と問われるとかなり自信がない。兎にも角にも早速実践あるのみ。

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