2003年12月28日

2003年度上半期総括(7)その他の演奏会とまとめ

 時間は前後するけど11月、12月の他の演奏会の話。11月にはヴィオラの友人と二人のデュオコンサート。以前JARRELLのAssonance IV、KNOXのAvec la prochaine mareée...を一緒にやったことがある友人との一時間のプログラムで、以前から一緒にやりたいね、という話だったので実現できて嬉しい。
プログラムは
BACH, J.S./Suite No.1 (va)
JARRELL, Michael/Assonance IV (duo)
JHONSON, Tom/Monologue (tub)
REBOTIER, Jaques/Pourquoi tu m'aimes plus? (tub)
KNOX, Garth Avec/la prochaine mareée... (duo)
というもの。オーディション準備の最中だったのであまりきついプログラムは組めなかったので、ソロは以前からよく取り上げているテアトリカルな2曲。当日はボジョレー・ヌーヴォーの解禁日だったのにも拘らず、結構お客さんも多かった(本気で心配してたんだけど)。ホールが全く響かないところだったので、響きがポイントになるジャレルの曲はちょっと不満足だったけれど、ノックスの曲は上手くいっていたと思う。個人的には全体に慣れた曲が多かったことが逆に小さい部分を疎かにした準備になってしまったことが反省点。ジョンソンの曲は語りの部分は以前より上手くいったと思う。
 12月は2つのコンサート。一つは通っているジャズ科のビックバンドの演奏会。パートは4番トロンボーンのものをそのまま吹くので、結構動くところもあるし、セクションワークがとても楽しかった。オーディションの直前ということもあって悪いとは思いつつちょっと手抜きして(事前準備なしで)やってやろうと思っていたんだけれど、一週間前に突然アドリヴが回ってくることになり精神的大混乱。F7の一発もの、という有り難い配慮だったんだけれど、周りはキチンとアドリヴが取れる人ばっかりでもう恥ずかしいやらなにやら。舐めてかかると酷い目にあう、よい一例。
 もう一つはEnsemble Ictusのトラ。こちらは一曲だけだったんだけれど、日本に発つ前日の仕事で、しかも風邪で体調を崩しながらだったので結構きつかった。曲はHaasの "...Einklang freier Wesen..."。10楽器の為のもので、室内オケの編成のテューバパートにしては結構動くものだったけれど、問題だったのは吹きながらミュートをつけたり、外したりという場面が多々あったこと。当然ミュートをかけると音程は上がるので、その都度突っ込みながらトリガーを引く、外しながらトリガーをあげると言うことになってかなり忙しいことに。知ってて書いたんならまあいいけど。よかないか。

 というようなバタバタとした上半期だったわけですが、6ヶ月のスパンで見るならば、ある程度時間をかけたものにはそれなりの効果があったように思う。その都度その都度の練習法の如何に関しては、集中力、能率の面から言えば改善の余地はあるけれど、もう一回同じスケジュールをこなせ、と言われればこれと違った劇的な上達が見込まれる方法があったか、と言われるとそうではないだろう。結構いっぱいいっぱいやったと思う。
 年末でもあるし、日誌のはじめ辺りからの今までを振り返れば、当初目的としていた一週間~一ヶ月~半年~一年間といった枠の中での目標設定と到達判断がかなり曖昧になってきている事は重大な反省点。何が、どの期間にどれくらい出来るようになったか、また出来ていないか、ということをもっと計画的にやっていく事。つまりは日誌をもっとマメにつけていくことが重要、ということを踏まえてこれからの練習に励むということで、ええと、まとめとしたいと思います。なんだか某国の道路公団民営化の答弁みたいですが、こちらは自分を裏切らないで頑張ります。

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