2008年3月25日

「ぶらぶらテューバ」再演

先だって北とぴあ・つつじホールで行われた”eX. 7 湯浅譲二「投企/げき」投射実験”の中で「ぶらぶらテューバ」を再演しました。

一昨年の秋吉台、神戸に続いて3回目の演奏なのですが、暗譜して演奏した(らしい)2回目の神戸の演奏会でこの曲を演奏したこと自体をすっかり忘れており(汗)、当然のことながら暗譜からやり直しという意味不明な状態からスタートしました。

ご覧になられた方はお判りかと思いますが、タイトルどおりぶらぶらと(「逍遥する」と湯浅さんは仰っておられましたが)歩きながら曲を吹くわけです。当然のことながら座って安定した状態で吹く場合と随分違った問題があり、例えば、楽譜どおり吹いていくことさえ時には難易度が上がるわけですが、特にそういった状態で「ぶらぶら」と歩く、というのが中々に曲者。自宅で練習する際にはいつもの練習場所を意味不明に徘徊するだけになってしまい、結果会場に行ってみて一発勝負になってしまう部分が多いのが難点です。

曲の前半部分には歩き方がかなり細かく指定されており、後半に従って(前述の指定のニュアンスを保ちつつ)歩き方はアドリブになっていくのですが、理想を言えば歩くテンポと曲が緩い関係性を保ちながら進行していくのがベストかと思います。今回はそのあたりが上手く消化できませんでしたが、次回以降そのあたりをもう少し突き詰められればと思っています。

まずは足腰を鍛えるところからか?