2010年2月19日

ドナトーニの金管楽器のための作品たち

来月の3月18日に、今年没後10年を迎えるフランコ・ドナトーニの日本初演となる作品を特集した演奏会に出演します。(リンク

そこで、折を見て色々と調べ物をしたり、資料を聴いたりしているのですが、ドナトーニには金管楽器のための作品が充実しているので、備忘録としてリストにしてここに書き出しておこうと思います。

ソロ、室内楽作品

Diario 76 per 4 trombe e 4 tromboni (1976)
Feria per 5 flauti, 5 trombe e organo (1982)
Short per tromba in Do (1988)
Jay per pianoforte, 2 trombe, 3 corni e 2 tromboni (1992)
Scaglie per trombone (1992)
Luci II per fagotto e corno (1996)
Till per corno (1996)
Che per tuba (1997)

ソロについてはトランペット、トロンボーン、ホルン、チューバそれぞれに書いており、ホルンとファゴットのソロ、金管アンサンブル+鍵盤楽器など、室内楽の曲数も編成もなかなか充実しています。3/18にはチューバのための"Che"を演奏します。

また、もう少し大きな編成の中でも金管楽器をフューチャーしたような作品が見受けられます。
トロンボーンとビックバンドの曲など、機会があれば是非聴いてみたいです。初期から中期にかけて大編成、アンサンブルの編成が多く、それが後期に入ってソロや室内楽へと変遷していくのも興味深いところ。

Concertino per 2 corni, 2 trombe, 2 tromboni, 4 timpani e archi (1952)
Diario '83 per 4 trombe, 4 tromboni e orchestra (1983)
Sweet Basil per trombone e big band (1993)

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