2010年3月 2日

恐怖!大蛇の襲来

contrabass_serp.jpgまずは右のセルパンの写真を御覧下さい。いくつかのセルパンをご覧になったことのある方でしたら、ちょっとキイがたくさんついている楽器だなぁとお思いになるかもしれません。確かにこの楽器の一つの特徴ではありますが、この楽器の本当の特徴はこちらのエディンバラ大学楽器コレクションへのリンクからご覧になれます。
 これは「コントラバス・セルパン」という楽器で、その名の通り、通常のセルパンのオクターヴ下、つまりチューバのC管と同じ16フィート = 4.8768 メートルの長さをもつ1840年代のシロモノです。デカいでしょ?
 このサイズの物としては現存する唯一のもので直接この楽器を指定した曲は知られていませんが、1956年の有名なホフナング音楽祭で用いられ、その後「アナコンダ」というあだ名がつけられました。なんか安直だなぁ。
先程のエディンバラ大学楽器コレクションのページでは、この楽器のインストラクションと音を聞くことが可能。(写真下の「Talk by the player」と「The sound of the serpent」:要リアルプレーヤー)。
 映像をご覧いただくと判ると思いますが、ベル近くのキイにいたってはガッコンガッコン動いていて、正に大蛇との格闘を想起させます。

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