2011年3月20日

ハーグのチンバッソ

haag 2ドルチェ管楽器アヴェニュー東京本店の噂のハーグのチンバッソを試奏させていただきました。
 楽器のことに関しての疎さには自信のある僕ですが、その僕ですら知っているハグマンバルブが豪勢に5つも付いています。非常に滑らかに吹けますが、個人的にビックリしたのはそのストロークの短さ。一瞬何処かで壊れて止まったのかと言うくらいの短さで、手持ちのチューバの感覚と比べるとホルンのロータリーを触っているような感じ。普段の1.5倍くらい早く吹けそうです。でもハーフバルブとか難しそうだなぁ、全然必要ないか。
 トロンボーンの方々を見ていていつも羨ましいのは、色々なバルブシステムが販売されていて、その中からチョイス出来る事。チューバの場合は今のロータリーで良いのだろうと思いますが、なんか購入時や試奏していろいろ迷ったりしてみたいですよね。因みにウォーターキイも構えたまま動かせます。これも相当羨ましい。


haag 1 こちらが全体像。僕はチンバッソを最後に吹いてからもう何年も経つのであまり確かなことを言える訳ではないのですが、その時吹いていたタインやルドルフ(だったと思う)に比べても操作性がよく、音程は非常に決まりやすかったように思います。余裕があったら一つ買って現代物でも是非使ってみたいですが(ミュートの取り回ししやすそうですし)、それよりなにより、この楽器がオーケストラの中で鳴る響きを是非聴いてみたいですね。興味のある方は是非。

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