2011年5月30日

ドナウへの遥かなる道

nono 楽譜現在6/5のノーノ作品の演奏会
向けて「ドナウのための後-前-奏曲」を鋭意練習中。何かとハードルが高く感じられる現代曲ですが、この曲に関してはちょっとした別の問題が。
 1.楽譜が高い。いつも安いので利用しているディ・アレッツォですが、ここでも強気の12500円(送料別)。泣きそうです。
 2.にも関わらず内容物が少ない。曲自体の内容は素晴らしいと思うのですが、この価格にしてインストラクションを含めA3サイズ5枚程度。ある意味衝動買いでないと購入ボタンが押せない。泣ける。
 3.解読するのに一苦労。写真にあるように、買ってきただけでは何のことやらさっぱり。インストラクションと解読譜を読んでようやくもとの殴り書きの意味に到達する。泣いている。

写真をご覧になってもさっぱりわからないと思いますが、これは第一部の自筆譜で、五線譜四段はそれぞれの演奏法、それを各色の矢印に沿って演奏、色の順番はランダム、色によって2種類のテンポが指定されています。後ろにあるのがこれをやや見やすくしたものですが、これを見ながら時間通りに直感的に即興と言うのはどう考えてもいい加減になりそうなので、一度きちんと楽譜に起こします。
現在起こした楽譜を基に練習して、これが手に入ったらより即興的になるように楽譜から離れるという、倒錯した状況が継続中。明日はエレクトロとの合わせ。

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