2004年12月10日

異名同音

練習の内容はあまり変わらず。以前は五線譜にきちんと書いていたんだけれど、段々めんどくさくなって結局最近は封筒の裏にメニューを書いてある始末。ま、わかりゃいいんだけれど。
一応自分で決めた30分から40分のメニューは毎日こなし、時間的なものを見てヴィズッティの教本をやる事にしている。此方は大体3周目くらいでどれがさっと手に入り、どれがそうでないかは段々見えてくる。出来るものはフォームを覚えてなるべく暗譜で出来るよう心がける事にする。
自分で決めたメニューの中ではアルペジオがかなりのウェイトを占めているけれど、これは結構慣れで出来てくる。しかしながら指は段々勝手に動くようになるのだけれど、頭でソルミゼーションしながら吹く、となると途端に事情が変わってくる。これは僕個人の問題なのかそれとも金管楽器奏者全般に通じるものなのかちょっと判別しがたいけれども、B管、F管などのフラット系の楽器を使っていると「A#」といった異名同音に如何しても違和感がある。個人的には「E#」なんかは凄く許せない奴に思えてくる。頭で「ミ」と鳴らしながら指が「ファ」という状態に全然慣れていないわけだ。「F#」「Gb」なんかは全然違和感が無いわけだから単に慣れの問題というのはわかってはいるんだけれど、それにしても忌々しい。
同じようにソルミゼーションとフィンガリングの問題で結構嫌なのは 1/4音の音程。「Fの1/4音高い音」と「Gの3/4音低い音」が同じ音程である事は判っていても、曲の中でばばっとでてくるとなんと呼んでよいのか判らずあたふたする事がある。ましてや「Eの3/4音高い音」と「Gの3/4音低い音」の音程差は?とか考えちゃうと「ハーごちゃごちゃうるせー(泣)」の世界である。困ったもんだ。