2001年5月30日

根気

昨日と同じく朝時間を取って練習。音階はぼーっと何も考えてなくても指が勝手に動くくらいまで繰り返し練習することに。よく観察してみると右手の薬指⇔小指のコンビネーションが特に弱い事に気がつく。もう少し独立して動かせるといいんだけど。曲はペンデレツキを練習。これまでの何ヶ月かの練習で一つ身についたのはどんなややこしいパッセージでも根気良くゆっくりから始める習慣。結果的に仕上がりは早いように思う。明日はパリに帰れる。

まとめ

今月に入って7月のリサイタルを始めとした様々な仕事の為、目標は殆ど達成できなかったと言わざるを得ないだろう。また、やはり少し惰性でやっている部分もあったせいか、「本当に出来ているのか」という客観的視点を失っていた1ヶ月。ただ、色々入ってきた仕事に関しては今までよりは上のクオリティでこなせた、という事はこの2ヶ月の「資金」が効いているのだろう。ここは一旦先に進まずに留まって基本をもう一度忠実に、確実に身につける事が大切だろう。
 6月も5月に引き続き、毎日何かしらの仕事が入っているため、今月感じてきたストレスはそのまま継続すると思われる。ただ、「時間がない」ならば、少ない練習時間は本当に効果的に使うべきだし、楽器を持っていない、持つ事が出来ない時間をどの様に活用していくか、という事を真剣に考えていかなければ、7 月に入って辛い思いをする事になるはず。最大限の努力をする事。その為の練習日記でもある。
 5月後半は仕事自体が非常にまとまってない(つまり、オーガニゼーションが全然出来てない)ものもあったのだが、その中で学んだ事。無駄、無理のない予定をきちんと立てて、ちゃんと実行する事。これは個人の練習にも当てはまるはず。

2001年5月29日

暗譜で…。

午前中10時から練習(と言ったってだらだらと10時半くらいまで始まらないのだが)なので、その前の1時間ほどテューバに使う。アーバンを使わないで音階を練習してみたのだが、やはり短音階が凄く、怪しい。楽譜を見ながらだと何も考えないで指が動くんだけど、結局まだ身についていないようだ。暫く今までやってきたテクニックを暗譜でやってみる事に。音階なんか、ほんとに10年くらい楽器吹いているのにここまで思い通りにならないと、ちょっと凹む。空いている時間に曲の符読み。思ったほど時間が取れない。

2001年5月28日

半年振りの。

午前中は金管アンサンブルの合わせ。15人くらいの中規模編成のアンサンブル。こういった編成は本当に久しぶり。何年ぶりだろ?そしてなんと約半年振りの C管。楽器を持っていないとこんな事もあるもんだなぁ、と反省すると言うより呆れてしまう。コントラバステューバはやはりテューバ奏者としては基本だと思うんだけども。思ったより違和感はなし。息をより多く使うように心掛ける。お昼には練習は終わったので午後からセルパンの仕事の合宿。パリから約1時間離れたMoulin d'Ande という場所。時間を見つけて出来るだけ練習すること。

2001年5月27日

ストレス解消

ほんとは日曜日はごろごろと怠惰に過ごすのがポリシーなんだけど、流石にこの時期にまずいだろう、ということで頑張って学校へ。本当に久しぶりにまとまった時間が取れたような気がする。少し勘が悪くなって粗が目立つ部分もあるが、基礎練習はおおむね順調。なによりも溜まっていたストレスが解消して精神的に良い感じ。自己満足に陥っていても仕方がないので反省点を。装飾音符の練習は結構ナメテかかっていたんだけど、意外と奥が深い、というか非常に難しい事を再認識。よく考えると産まれてこのかた、この類の練習と程遠い(装飾などという華麗な世界じゃないよなぁ)楽器人生を送っていたので、ここは本腰を入れてやるべき。曲は焦って短時間に色々手をつけてもしようがないので、エフィーを一つ一つ確認しながら。明日からは仕事、と言うか泊りがけでオペラの練習。この年になって合宿させられるとは思わなかった。空き時間を活用してテューバを練習すること。

2001年5月26日

残高…

先日のビッグバンドの本番。色々とハプニングがあって(本番の最中に楽譜を見失う)なかなか大変だった。ここ一番という時にフォルテで吹く事は大分楽になったのだが、バスラインをコンスタントにフォルテで吹いていく、というのはまだまだ。同じフレーズを20回連続で繰り返していくと段々クオリティが落ちていくのも問題。まぁ、ブレスを取る位置も無いとなると、ある程度は仕様が無いんだけれど。また、PAを通した場合に自分がどのくらいの音量になっているのかが見当つかない、というのも「慣れ」が必要(特にピアノの場合)。こういった状況はオケやソロではあまり起こらないので、問題を検討する良い機会だった。相変らず基礎練習をする時間取れず。残高減ってきてるなぁ…。来週からはかなり家を空けることが多いので、ビータ先でかなり積極的に練習時間をとっていくように気をつける事。というわけで、来週からまた飛び飛びになります。

2001年5月25日

一石二鳥?

23日(水)、午前中にセルパンの仕事の後帰宅してからもうどうにもこうにも眠たくなって、昨日までゆっくりと休息を取りながら、リサイタルに向けての事務手続き。今日は2日ぶりのテューバ。夕方からビッグバンドのリハーサル。初対面の相手だが、パリからちょっと離れた町のコンセルヴァトワールのバンド。レヴェルはプロから初心者まで、様々。こちらはプロとしてエキストラに行っているので、楽譜は単純だけどなかなか気が抜けない。こういったバスパートは久しぶりに吹くので、正直楽しかった面もあるけど、バスラインがテューバ一本なのでかなり吹きまくらなければならず、きつかった。こういう種類の仕事だと基礎練習にダイレクトに繋がるような音型が楽譜に頻繁に出てくる為、練習と仕事が一緒に出来る気がして心もち嬉しかったりする。いや、真面目にやってますが。

2001年5月22日

久しぶりの。

クラスの発表会。ドサクサにまぎれてセルパンでソロを吹く。色々と考えされられる点あり。夜本番だったので、昼間に久しぶりにアーバンの練習。久しぶり、というせいか凄く集中してやれたので、従来より早くこなす事が出来た。ここで教本全体を眺めているうちに、スケール関係と装飾音符関係はテンポより確実なテクニック、アーティキュレーションのヴァリエーションを重視する事を再確認。今まではallegro 四分音符=168を目標にしていたのだが、ややおそめに再設定。タンギングは今まで通り、常に限界を狙う事。タンギングは特にサボると後退が激しい。

2001年5月21日

浪費?

午前中はセルパンの仕事の練習。午前中と言いながら学校に戻ってきたのは結局15時近くで、しかもその仕事がちょっと上手く行っていない事もあってやや不機嫌。すぐ拗ねていちゃいけませんね。夕方昨日に引き続きテューバ8重奏(なんかスゲェなぁ)の練習。これまでの基礎練習の成果か、問題点はあまり見当たらない反面、ここ最近その「基礎練習資金」を使い減らしているような気分がして少し落ちつかない。打開策を考えるべき。

2001年5月20日

前日より続く。

と思っていたら、夕方に練習が入る。22日のクラスの演奏会のアンサンブルで人数が足りないらしい。全く、そんな事急に道端であって頼むなよな、ぶつぶつ。曲はBBSで先日話題になっていた"Higashi/Nishi"。スティーヴンスらしい良く鳴る曲なんだけど、どの辺が東洋の最果ての国のイマージュなのか、いまいち見当がつかない。確かに5音音階っぽい所はあるんだけど。この位の誤解はインターネット時代の今日でも良く見かけるので、まあいいんだけど。なんだか急に借り出されたので、ちょっと不機嫌。

2001年5月19日

一段落

今日はシェルシの本番。昨日まで突っ込みまくっていたが、全体的に聴くと凄く面白い曲です。念の為。朝がジェネラルで18時本番。会場が家から微妙に遠いので、午後は久しぶりに買い物。明け方と夜は結構冷えるんだけども、昼間はとても暑い。4月の気候が嘘のようだ(ほんとに嘘のようだったんだけど)。
午前中、合間に基礎練習。アーバンを持っていくのを忘れたので各音階、アルペジオを2オクターヴで行なう。楽譜を離れるとメロメロに出来ないものが幾つかある。本来はその辺のテクニックをオートマティックにするのが目的なので、再考の余地あり。本番も滞りなく終わる。一段落。あっという間の1週間。

2001年5月18日

いや、、、

朝9時半の電車でパリに戻る。昼から先日に続けてシェルシの練習。ミュートの事だけれども、1.ミュートの出口(朝顔の方)に布をはっつけて、それをひっくり返し(つまり布がかぶっている方を下にして)、ミュート。2.布を楽器のベルに直接覆いかぶせて、ミュート。もちろん普通のミュートも含まれる。いや、ほんとに、なに考えてんだろ。面白いんだけど。問題はそれぞれの取り外しやセッティングに時間が取れないこと。演奏と言うより曲芸をやっている感じだった。特に1.のミュートの仕方だと音程が著しく下がる(というか、コントロールできない)のに、4半音などがあったりする。ほんとに、なに考えてんだろ。面白いんだけど。午後5時に練習終わり。家に帰って寝る。

2001年5月17日

大移動

午前中はフランス国立管の練習。シェルシの曲でテューバは4本。いや、面白いんだけど、なに考えてるんだろ、とちょっと突っ込んでみる。楽譜には2種類の変わったミュートの仕方が指示されているんだけど、これは後日また触れる。午後の練習が終わった後速攻で北駅へ。ブリュッセルには18時到着。昨日の曲の合わせをやって、本番。自分に対する評価はまぁまぁ及第点だけど、まだまだやれる事があるはず。反省。演奏会自体はとても面白いものだった。久しぶりの友人に会う。

2001年5月16日

ヴァーチュアル

先週送られてくるはずの楽譜がまだ届かない。(後になってこれは郵便局のストのせいだと発覚する。全く。)明日が本番、初演と言う事で流石に焦る。前もって送ってもらった楽譜はファックスで少し読みづらかったので、昨晩からノーテーションソフトで読める大きさに作り変えて行く。午後に残りのパートをファックスしてもらって完成。いつもはこう言う事はやらないんだけど、入力に際して、ピアノ譜も含めアナリーゼをしながら進めれる為、ヴァーチュアル的にはひとつの良い練習法かもしれない。出来た譜面からMIDIに音源を落としたものと、作曲者が直接録音してくれたRealaudioファイルをMDに落として、聴きながら練習。今回はハプニングでこのような過程を通ったが、これはかなり効果的な練習法であることに気付く。明日は大忙しの予感。

2001年5月15日

資金

日曜日は休んで恒例のF1。先日はこちらもほったらかしになっていたセルパンの事にかかりっきりだったので、今日は久しぶりにテューバの練習。アーバンをいつもの様に。ここに来て色々と仕事が入ってきて、しかもリサイタルのための諸準備もある事から、時間を取って基礎練習する事がなかなか難しい。ただ持論として基礎練習と言うのは一種の資金だと思っているので、仕事にかまけてサボっていると必ず経営破綻する様な気がする。今月から来月にかけてはまずリサイタルに関するソロ曲の準備が主になると思うけど、バランスをとって貯蓄を続ける事。明日は曲の練習。

2001年5月12日

油断

なんだか急に多忙になって、この日記を書いているのも実は25日なんですが(つい最近この台詞を言っていた様な気もするが)、後日談と言う事で、その日にあった事を思い出しながら書いています。再び反省。
今週続いていたコンセルヴァトワールの卒業者によるオケ(プリオケ、と言います)の本番。アイヴズだけが乗り番。この曲はとっても素晴らしいんだけど、テューバのパートに関してはそれほどややこしくない(つまり、余り面白いパートという事は出来ない)。本番まで快調に進む。最中にふと、「あ、今日って全然ノーミスじゃん。」と思ったのが運の尽き、2箇所ほど怪しくなってしまった。本番にはあんまりろくな事考えるもんじゃないですね。

2001年5月11日

もちろん

今日は今までの鬱屈していた気候のツケを一気に返しに来た、というか暑すぎる一日。極端だっつーの。どちらかと言うと物凄く練習意欲を削ぐような天気。オケの練習を挟んで曲の練習を少し。昨日録音してみた曲は作曲者との打ち合わせも出来たので今日はその確認。もうひとつ、7月にこちらで行なうジョイントリサイタルの選曲。まさか日曜の昼間っからサロンでキツイ現代曲をするのもなんだなぁ、と思ったので今回は軽めのプログラムで。このプログラムにそれら現代曲も合わせて日本でのリサイタルのプログラムにする予定。
 オケの練習は学校の指揮科のクラスの為の仕事だったんだけど、今回講師として招待されているZ.Nagyはとても素晴らしい指揮者。一度彼の指揮での演奏会を聴くなり、出来るなら演奏してみたい。夕方はこんなよい天気だったので、もちろん、ビール。最高。

2001年5月10日

サイバー?

今日は来週本番の曲を作曲者と打ち合わせる為に録音作業。これをサイト上にアップして聴いてもらい、チャットで打ち合わせる。便利な世の中になったものです。「録音」という作業は、1.録音する事による緊張感、と2.それを聴く事による客観的批評という2点においてとても有効な方法である事は良く言われているが、逆に言うとかなり厳しい批評を自分に向けてせざるを得ないので億劫になっていた(単なる逃げですね)。今回久しぶりにその作業をやってみて、特に曲を仕上げていく時には定期的に行なう必要性を強く感じる。リサイタルもあることだし、まずはマイクの購入から。現在持っていない時点でかなり問題。

2001年5月 9日

交響曲

昨日と同じような一日。何故か知らないが突然ヒンデミットの交響曲ロ調が猛烈に聴きたくなって図書館で3回くらい繰り返して聴く。やっぱり凄く好きな曲なんだけど、なんで突然聴きたくなったのだろう?アーバンに関しては今月立てた予定が上手く進めば、今月末に半分以上は終わるはず。装飾音符のエクササイズが意外と手間取りそうだ。

2001年5月 8日

ホンワカ

今月の練習方針が漸く決まった、と思ったらもう中旬。ちょっと凹む。今日はこちらは祝日なので少しホンワカ気分(意味不明)。午前中オケの分奏。アイヴズの「4つのラグタイム」。テューバには2曲しかないので、1時間足らずで終了。昨日決めた予定にしたがってアーバンを練習。まだまだ沢山残っているが、アルペジオなんかは2ヶ月前はヘロヘロだったのがかなり楽に吹けるようになったので、頑張って続けよう。午前中にアーバン、午後から曲の練習。漸く春になったような気もするが、騙されるもんか。と、かなり偏屈になっている。

2001年5月 7日

投手?

長期的予定ではこの辺りの季節はとても時間があってゆっくり練習できる、と踏んでいたのだが、今月は4回、来月は6回本番があって、その後7月にパリでジョイントリサイタル、そして日本でリサイタル、という事になってなんだか地獄の様相を呈してきている。リサイタルの事に関してもここでぼちぼち触れていく事になると思うが、今のところはとりあえずアーバンを頑張ってメインにおいてみる。本来一曲一曲を練習する時間を短縮する為の基礎能力の向上、を狙っているので、曲を練習するたびに犠牲にしていたら本当にキリが無い。
先日触れた長調に関しては、一つ一つを(ヴァリエーションを含めて)潰していく方法を取る事にした。加えて一日の(アーバンの)練習は1時間半から2時間、ステュディオを一回使える時間で出来るだけ、という事に。その日できなかったところから次の日にやる事に。今の状態で大体3分の2が消化できるので、3日で2回周りくらいか。なんか野球の投手みたいだ。

2001年5月 6日

終わったら

やはり日曜の朝8時半から練習、というのはちょっと辛い。時間が11時までしかとれなかったので、アーバンのみ練習。短調は今まで2オクターブで全調、という形にしていたんだけど、大分安定してきたのでアーバンに移行。15個のエクササイズなので、一日5個、3日で一回りのローテーションを立ててみる。特に#7つくらいついてるとそれだけでもう調を把握できなくなる。今月はこのエクササイズをやることに。長調もアーバンの中のものをやる予定だが、こちらは沢山あるので一考が必要。終わったら結局帰って寝てしまった。意味なし。

2001年5月 4日

計画

そう言えば日本はGWなんですね。寒いので全然気がつかなかった。昨日から引き続きアーバンの残りの部分をつついてみる。装飾音関係は一度吹けるようになったら次に進む、という形で進めてみると良いようだ。同様にタンギングの練習も膨大にあるので、一つ一つ潰していって、結果的に向上する方向に修正した方が良いかもしれない。今までやっていた練習は音階関係を少し変更する予定。今月から学校は色々な学科の試験の関係で、週末練習室が使えなくなる。明日は休み。日曜日の朝辛うじて残っている部屋を予約する。

2001年5月 3日

サボる

実はこの日記をつけているのは5月10日なんですが、やっぱり書くのサボっちゃうとダメですね。先日(2日)は結局ダラダラとしてしまって練習しなかった。今週はちょっとネジが緩んでいるらしい。アーバンは今月に入ってから、今のところ系統だった練習ではなく、今まで手をつけていなかった部分を少しずつやっている。先日「半分」と書いたがよくよく見てみるとまだ半分以上残っている。来週から具体的に計画を立てることにして、今週はいろいろやってみて、様子見。

2001年5月 1日

メーデー

「アーバンのテクニックの再習得」を目的に3月から始めた練習日記。どうにかこうにか2ヶ月はこなしてきたけれど、今月は一体どうなる事やら。

いや、別にだからどうしたなんですが。なんとなくわかりやすい、というか譜読みしやすい曲を、と思って先日友人が練習していたのを聴いてワイルダーの「エフィー組曲」を。楽しい。今月は1週間ごとにこういった昔やった曲を再確認もやっていくつもり。(ヴォーン=ウィリアムズは暫く前から難しいフレーズを基礎練習に組み込んでいる。)先月のまとめにも書いたけれど、予定の半分は経過しているので、残っている練習に少しずつ手をつけていく。今日は装飾音関係。簡単なものと難しいものが混ざっているので、当面は一つずつやっつけていく事に。ダブルアポジアトゥールがややこしかったので、この辺りを今週はつつく事にする。